5.4 同期設定
5.4.1 オプション設定
5.4.1.1 サービスオプション
サービスの設定ファイルを書き換えることで同期やバックアップタイミングに関する動作をカスタマイズすることができます。
サービスの設定ファイルについて、カスタマイズする場合はサービスの再起動が必要となります。
■サービスの設定ファイル
[desknet’s NEO インストールディレクトリ( 例 :C:¥Inetpub¥scripts¥dneo)]
¥dncs¥bin¥dncs_neo_srv.properties
1.synctask.check.trigger(秒表記 ※最小1秒)
今すぐ更新ボタンの反映までのインターバルを設定します。
システムに負荷がかかっている場合にこちらの値を大きくしてください。
2. synctask.check.interval(分 ※最小10分)
定期同期の間隔を設定します。
システムに負荷がかかっている場合にこちらの値を大きくしてください。
3. synctask.backup.enable
バックアップを利用するか指定します。
利用する場合は true、利用しない場合は false を指定します。
4.synctask.backup.interval(時間 ※最小1時間)
バックアップの間隔を指定します。
なおサービス起動からの初回バックアップはサーバー開始翌00:00時となります。
5.synctask.userAccount.maxErrorCount(※最小 1)
ユーザーのエラー許容回数を指定します。
ユーザーが同期を開始してから許容回数以上の回数エラーが発生した場合そのユーザーの状態は自動的に停止状態となります。
6. synctask.removePassingFiles.enable
ログ及びバックアップファイルについて経過したファイルを自動的に削除するか指定します。
ファイルを自動的に削除する場合は true、削除しない場合は false を指定します。
7.synctask.removePassingFiles.logSurvivalMonth(月単位 ※最小2ヶ月)
ログ及びバックアップファイルについて経過したファイルを自動的に削除するか指定します。
8. synctask.removePassingFiles.backupSurvivalDay(日単位 ※最小3日)
自動削除を行う場合のバックアップファイルの保存期間を指定します。
9. synctask.process(デフォルト 3, 最小 1、最大 32)
同期処理の同時実行数を指定します。
■サービスの再起動
・Windows版
[ コントロールパネル ] – [ 管理ツール ] – [ サービス ] でdesknet’s Sync for smartphonesを選択後、右クリックメニューから「再起動」を選択してください。
・Linux版
以下のコマンドで再起動してください。
▼サービスの再起動
▼サービスの起動確認
5.4.1.2 同期処理オプション
同期処理の設定ファイルを書き換えることで同期に関するカスタマイズができます。
次回同期処理から有効となります。
■同期処理の設定ファイル1
[desknet’s NEO インストールディレクトリ( 例 :C:¥Inetpub¥Scripts¥dneo)]
¥dncs¥bin¥dncs.ini
[SETTING]セクション内
1. ADMIN_USER_LIST_PAGE_SHOW_NUM
ユーザー管理の1ページあたりの表示件数を設定します。
初期値:50
2. ADMIN_HISTORY_LIST_PAGE_SHOW_NUM
動作履歴の1ページあたりの表示件数を設定します。
初期値:50
3. USER_HISTORY_LIST_PAGE_SHOW_NUM
同期履歴の1ページあたりの表示件数を設定します。
初期値:50
4. HISTORY_PAGER_MARGIN
履歴画面ページ番号の前後ページを設定します。
初期値:2
5. SYNCHRONIZE_PERIOD_BEGIN
同期対象期間の開始期間(何ヶ月前から同期対象か?)を設定します。
初期値:1
6. SYNCHRONIZE_PERIOD_END
同期対象期間の終了期間(何ヶ月後まで同期対象か?)を設定します。
初期値:3
7. SYNCHRONIZE_PERIOD_DAY_BEGIN
同期対象開始日(何日前からが同期対象か?)を設定します。
設定した場合はSYNCHRONIZE_PERIOD_BEGINより優先されます。
初期値:未設定
8. SYNCHRONIZE_PERIOD_DAY_END
同期対象終了日(何日後までが同期対象か?)を設定します。
設定した場合はSYNCHRONIZE_PERIOD_ENDより優先されます。
初期値:未設定
9. RESYNCHRONIZE
同期の際に同じ内容のスケジュールが登録されていた場合、同じ予定として扱うかを TRUE もしくは FALSE で設定します。
初期値:TRUE
10. LICENSE_END_SCHEDULE_DETAIL
ライセンス登録時にdesknet’s NEOに登録されるライセンス期限のスケジュールのタイトルを設定します。
初期値:”sync ライセンス期限”
11. LICENSE_END_SCHEDULE_MEMO
ライセンス登録時にdesknet’s NEOに登録されるライセンス期限のスケジュールの内容を設定します。
設定値中の %s にはライセンスコードが入ります。
初期値:” 以下のライセンスが終了となります。\n%s”
12. ACCESS_METHOD
desknet’s NEOへのアクセス方式を設定します。
localが指定されている場合はローカルアクセス、それ以外はHTTP/HTTPS経由のアクセスとなります。
ローカルアクセスとすることで統合Windows認証を利用している環境でもスケジュールの同期が可能となります。
初期値:未設定
13. PROXY_HOST
Googleカレンダーとの通信にプロキシが必要な場合プロキシホスト名を設定します。
初期値:未設定
14. PROXY_PORT(DEFAULT:8080)
Googleカレンダーとの通信にプロキシが必要な場合プロキシポートを設定します。
初期値:8080
15. PROXY_USER
プロキシ認証(Basic認証のみ対応)が必要な場合ユーザー名を設定します。
初期値:未設定
16. PROXY_PASSWORD
プロキシ認証(Basic認証のみ対応)が必要な場合パスワードを設定します。
初期値:未設定
17. HOST_URI
desknet’s NEOホスト情報を設定します。設定しない場合は http://localhost と同じ動作となります。
初期値:未設定
18. BASE_PATH
desknet’s NEOのパス情報を設定します。
設定しない場合は”/scripts/dneo”(Windows版)、あるいは”/cgi-bin/dneo”(Linux版)と同じ動作となります。
初期値:未設定
19. BASIC_AUTH_USER
desknet’s NEOとの通信にBasic認証が必要な場合ユーザー名を設定します。
初期値:未設定
20. BASIC_AUTH_PASSWORD
desknet’s NEOとの通信にBasic認証が必要な場合パスワードを設定します。
初期値:未設定
21. SCHEDULE_ENTRY_TO_YEAR
終了日未指定のスケジュールに適用する年数を設定します。
(現在日に設定値分の年を加算)
初期値:5
22. API_WAIT
desknet’s NEO API問い合わせ1回あたりの待ち時間(ミリ秒)を設定します。
指定しない場合は 0 と同じ動作となります。最大 3000 です。
初期値:300
23: API_TIMEOUT
desknet’s NEO API 問い合わせのタイムアウトの時間(秒)を設定します。指定しない場合は60と同じ動作となります。
初期値:60
24: GOOGLE_APPS_FOR_WORK_DOMAIN
Googleカレンダーで許可するカレンダーIDのドメインを設定します。カンマ区切りで複数指定可能です。
初期値:未設定
25: CALLBACK_SCHEME
「Google認証」操作時に認証完了後に設定画面へ戻る際のスキームを指定します。
※ ブラウザからdesknet’s Sync for smartphones の設定画面に対して”http”でアクセスする場合、
dncs.iniの”SETTINGS”グループ内に追加してください。
初期値:https
■同期処理の設定ファイル2
[desknet’s NEO インストールディレクトリ( 例 :C:¥Inetpub¥Scripts¥dneo)]
¥dncs¥bin¥dncs.ini
[LOGGER]セクション内
1. LOG_LEVEL
ログレベルを設定します。
TRACE,DEBUG,INFO,WARN,ERROR のいずれかが指定できます。
初期値:INFO
2. LOTATE_SIZE
ログをローテーションするサイズ(byte)を設定します。
初期値:10485760(=10MB)
3. LOTATE_GENERATION
バックアップに残すログの世代数を設定します。ログのバックアップのファイル名は dncs.log.1、dncs.log.2 のようになります。
初期値:5
4. FILE_PATH
ログファイルの出力先を設定します。
初期値: ./dncs.log